TEL

076-264-0100

平日 9:00~12:00、14:30~17:30

木・土 9:00~12:00 日祝休み

  • 胃腸科
  • 内科
  • 外科
  • 肛門科
     · 

    6年経ってどうなった② 診察室のBGM

    こんにちは ドクターカズです。

     

    今回は「診察室のBGM」の話です。
    実はこのテーマ、以前「診察室にジャズ?」というブログで書いたことがあります。

    あれから6年。
    さて、どうなったかというと――

     

    ずいぶん便利な時代になりました。

    当時はCDを入れ替えながら、日々、選曲していましたが、今はタブレットから音楽配信サービスを利用しています。

    こちらの気分や時間帯に応じて、それらしい曲を自動で流してくれる。
    なかなか優秀です。

     

    さらにありがたいことに、スタッフが私の好みに合わせて調整してくれています。
    私は低音で落ち着いた曲が好きなので、気がつくと診察室には、チェロやコントラバスの穏やかな音楽が静かに流れています。

     

    自分で選んでいるわけではないのに、妙にしっくりくる。
    楽をしながら好みが反映されている、ありがたい環境です。

     

    そんなある日。

    診察がふと途切れ、静かな時間が流れていました。
    そのとき、どこかで聞いたことのある旋律が流れてきました。

     

    「あれ?」と思って耳をすませると――

     

    これは、あの曲です。

    映画「ひまわり」のテーマ曲。

    昔よく耳にした、あの切ない旋律です。

     

    この映画は、第2次世界大戦に翻弄されたイタリア人夫婦の物語です。
    ロシア戦線に送られ、戻ってこない夫を探して、妻が遠くソ連の地まで旅をする。

    広大なひまわり畑の中で描かれる、あの物語。


    当時は日本でもとても人気がありました。

    中でも印象に残っているのは、妻(ソフィア・ローレン)が列車から降りてくる夫(マルチェロ・マストロヤンニ)と再会する場面です。
    あのシーンは、何度見てもジーンとくるものがあります。

     

    「お、これは“ひまわり”だな」と、近くにいたスタッフに声をかけました。

     

    しかし誰も反応しません。

     

    もう一度言ってみました。

    「映画の“ひまわり”・・・ 有名な曲なんだけど・・・」

    スタッフ「・・・すみません、分からないです」

     

    周りを見ても、うなずく人は一人もいません。
    どうやら、30代のスタッフには通じないようです。

     

    ……そうか、気がつけば、あの映画もずいぶん昔の作品になっていました。

     

    便利な時代になり、音楽は自動で選ばれ、好みに合った曲が自然に流れてくる。

    それはそれでありがたいのですが――

    ふと流れてきた一曲に、自分だけが懐かしさを感じている。

    そんな場面に出くわすと、時の流れを感じます。

     

    「いい曲なんだけどなあ…」

    誰にも共感されないまま、ひとりでうなずいていました。

    どうやらこれも、昭和世代のささやかな楽しみのようです。

     

    PS:昭和のエンタメについて書いた過去ブログ「ボヘミアン・ラプソディ」「ホテル・カリフォルニア」も、ぜひ読んでみてください。

     

     

     ブログランキングに参加しています。

    ↓【金沢情報】のバナーをクリックして、応援していただけたら、嬉しいです。