こんにちは。ドクターカズです。
きたばやし医院の診察室には、いつもBGMが流れています。
え?気づかなかったって?
診察の邪魔にならない程度の音量で、さりげな~~く流しているので、無理もありません。
CDは週替わり。
毎週月曜日の朝、その時の気分で、その週かける1枚を私が選びます。
現在あるCDのジャンルは、クラッシックやポップスなど、ごくごく普通の楽曲が主ですが、ここに至るまでには幾多の変遷がありました。
開院当初、何か特徴のある医院にしたいと、BGMにもこだわってみました。
私は元々ジャズが好きでしたので、まず診察室にジャズを流すことを考えました。
有名な女性ジャズシンガーの曲を流してみたところ、「まるでバーに居るようだ」と妻からきつい一言。
それでは…と、ジャズはジャズでも、歌が入らないピアノかベースの静かな曲を試してみましたが、「ここは喫茶店ではありません」と、あえなく却下。
そういえば、その昔、ジャズ喫茶なるものがはやっていました。
ジャズから喫茶店を連想するなんて、…気を付けないと、歳がばれますよ。
次に思いついたのが、ジャズとはガラッと変わって、ディジュリドゥ。
これは、オーストラリアの先住民・アボリジニが儀式などに使う民族楽器です。
ユーカリの木から造られたこの管楽器は、地の底から響いてくるような、深い響きを発します。
開業直前、オーストラリアへ旅行した際に現地で聞いて、その素朴な音色に感銘を受けたことを思い出しました。
早速、CDを入手してかけてみましたが、妻からは「荒野で瞑想しているようだ」、患者さんからは「不気味な感じがする」と、いずれも不評のコメントをいただき、即刻除外となりました。
インドのシタールやアラビア音楽を検討したこともありますが、「診察室にはふさわしくない」と、採用には至りませんでした。
砂浜に波の打ち寄せる自然音は、聞いていてると眠気を催してくるため、これもボツ。
結局、奇をてらったことをしてはダメだと悟り、脳に優しいという謳い文句のα波の曲や、小川のせせらぎに小鳥のさえずりが混じっている自然音、あるいは小児の好きなスタジオジブリの曲など、至極無難な選択で現在に至っています。
そろそろ今のCDプレーヤーも古くなって、買い替えが必要な時期に来ています。
この機に、診察室のBGMのジャンルも一新しようかと密かに考えているところです。
さあ、どんな楽曲が採用されるかは、これからのお楽しみ。
果たして、きたばやし医院の厳しい倫理審査委員会をパスできるでしょうか。
それだけが気がかりです。
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