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    ドクターX vs  ドクターカズ・第2ラウンド

    こんにちは。ドクターカズです。 

     

    人気テレビドラマ「ドクターX」の最新シリーズが、放映されています。

     

    昨年、前回シリーズが放送された時、「私、失敗しないので!」というドクターXの決めゼリフに、ドクターカズが果敢に挑戦したのは、痛い記憶でございます(参照:ドクターX vs ドクターカズ

     

    今回のシリーズは、ドクターXAI(人工知能)と対決する構図のようです。

     

    医療におけるAIの役割について、私も私見をのべさせていただきました。(参照:ドクターカズかAIか?)

     

    AIは診断学には優れていますが、患者さんやご家族の心の機微を読み取ることは苦手です。

     

    患者さんは、お一人お一人バックグラウンドや考え方が異なるので、医療に望むものも、みな違います。その本音の部分を引き出すために必要なのは、なんといっても医師と患者の信頼関係。

    信頼関係の構築では、AIに負ける気はしませんが…。

     

    AIは医師にとって、便利なツールの一つであって、決して頼りすぎてはいけないという点では、ドクターカズもドクターXと同意見です。

     

    ところで、今回のシリーズで私が注目したのは、暇を持て余しているドクターXが「オペがした~~い!」と叫んでいる姿です。

     

    私は今まで名医と呼ばれる外科医を何人も見てきましたが、皆さん一様に手術が大好きでした。

     

    ある先輩外科医の、手術の予定がない日の機嫌の悪かったことといったら!何かにつけて周囲に当たりちらすので、部下だった私たちはたまったものではありません。

     

    それに対して、手術の予定がぎっしり詰まっていると、別人のようにニコニコしていました。

     

    いつも手術に飢えているようなドクターXの姿に、その先輩を思い出してしまいました。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。

     

    また、その先輩とドクターXは、手術の腕前に大きな自負を持っているところもそっくりでした。もっとも、ある程度の自信がないと、他の外科医がひるんでしまう難手術には立ち向かえないのかもしれません。

     

    「私、失敗しないので!」という決めゼリフは、困難な場面に直面して萎縮してしまいそうになる自分自身を奮い立たせ、叱咤激励しているのかもしれませんね。

     

    おっと、いつの間にか私が外科医として大きな薫陶を受けた大先輩に、ドクターXをだぶらせてしまいました。

     

    今回は対決というより、ドクターXの名医としての素養を認めざるを得なくなり、ファンになってしまいそうな私、ドクターカズの独り言でした。

     

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