こんにちは、ドクターカズです。
お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
私は特に予定もなく、家でのんびり過ごしました。
もちろんお墓参りには行きましたよ。
まだまだ残暑は続きます。
どうぞ、ご自愛くださいね。
さて、前回の続きです。
医院を、きれいで居心地のいい空間にするためには、
どうすればいいのでしょうか?
掃いたり、拭いたり、片づけたりして、
きれいにすることは割と簡単です。
でも、それだけで居心地のいい空間にすることはできません。
例えば、温泉旅館のこぎれいな和室を想像してみてください。
部屋に通された瞬間、日頃の喧騒を忘れ、
くつろいでホッとした気持ちになりませんか?
あるいは、私はあまりたしなみませんが、
静かな茶室で一服いただく時、平穏で落ち着いた気持ちになるのでは?
両方の空間に共通するもの、それは『モノが少ない』ことです。
温泉旅館の和室には、
座卓・座椅子・座布団にお茶のセットくらいしかありません。
床の間には、花が生けてあるかもしれません。
ましてや、茶室にはお道具と掛け軸以外、何もありません。
モノの密度が少ないと、目から入る情報が軽減され、
ごちゃごちゃした騒色からも解放されます。
それが安らぎに繋がるのです。
きたばやし医院の待合室も、
なるべくモノは置かないようにしています。
フロアーにテーブル等はありません。
ファンが回る高い天井に、シンプルなソファー椅子。
広い窓から臨む中庭には、ヤマボウシが一本。
掲示板の張り紙も最小限にとどめ、新聞や雑誌も適量を心がけています。
モノが少ないと、掃除がとても簡単です。
少しのエネルギーで短時間に終わります。
簡単ゆえに、キレイが保たれる…と言ってもいいでしょう。
以上、主に患者さんが使用する待合室についてお話ししましたが、
診察室や検査室についても触れておきましょう。(つづく)
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