こんにちは。 ドクターカズです。
この季節になると、毎年そわそわします。
花見とはまた違う“薔薇見”の季節到来です。
以前、「バラ園は光の海」というタイトルでブログを書きました。
金沢南総合運動公園のバラ園(通称 富樫バラ園)に今年も行ってきました。
訪れたのは午後の遅い時間帯。
風はほとんどなく、少々ムッとする湿気。
人間にとっては「ああ暑い…」ですが、バラにとって心地の良い舞台環境なのかもしれません。
園内に入ると、ふわっと漂うバラの香り。
赤、白、黄色、ピンク、オレンジ…。
見渡す限りの色の海です。
毎年のことですが、園内のベンチに腰を下ろしてそっと目を閉じます。
バラに囲まれて深呼吸をすると、甘い香りがすうっと身体全体に染み渡っていきます。
不思議なことに、香りだけでバラたちの存在感が迫ってきます。
一本一本が静かに語りかけてくるような感覚。
しばらくして目を開けると、そこは再び色彩の洪水。
何とも言えない至福の時間。
「おお…今年もすごいなあ」と、毎回ほとんど同じ感想を口にしています。
バラには「香りの強い時間帯」があるのをご存じですか。
一般的には朝が最も香ると言われていますが、湿度の高い午後も意外に香りが立つようです。
今日のような日は、その条件にぴったりです。
バラは“花の女王”と呼ばれています。
古代ローマの時代から愛され、現在では世界に三万種以上あるとか。
もっとも、私は沢山の品種名を覚えることはできません。
「赤いのがきれい」
「このピンク好き」
だいたいそのレベルです。
それでも十分楽しめるのが、バラのすごいところでしょう。
それにしても、バラ園に来ている人はみんな表情がやわらかい。
不機嫌そうな人を見かけません。
バラを前に腕組みして怒っている人がいたら、それはそれで印象的ですが、少なくとも私はまだ遭遇したことがありません。
帰り際には、恒例の“東側の高み”へ。
ここから眺める景色がまた良いのです。
少し傾き始めた陽射しが、新緑に反射してキラキラ光る。
その中に、無数のバラが陰影を伴って浮かび上がります。
まるで印象派の絵画のようです。
モネあたりが見たら、キャンバスを抱えて走ってくるのではないでしょうか。
今年も良い時間を過ごせました。
1年に1回限りの短いバラの季節。また来年もきっと同じベンチに腰を下ろして、同じように目を閉じている気がします。
PS:我が家にもバラが何株かあります。
若い頃、庭をバラ園のようにしたくて沢山育てたことがあります。
しかしながら、手入れの煩雑さについて行けず、断念したのは苦い記憶です。
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