こんにちは ドクターカズです。
今回は「院内処方」の話です。
まず簡単にご説明を。
診察後にお薬を受け取る方法には、大きく2つあります。
ひとつは「院内処方」。
診察した医療機関で、そのままお薬を受け取る方法です。
もうひとつは「院外処方」。
処方箋をもらって、薬局でお薬を受け取る方法です。
今ではほとんどの医療機関が院外処方です。
昔はどうだったかというと――
ほぼすべての病院・医院が院内処方でした。
それが医薬分業の流れで、薬局が一気に増え、今では大手チェーンの薬局もあちこちで見かけます。
正直に言うと、開業医にとって、院外処方はかなり楽です。
薬の仕入れも在庫管理も不要。
毎日の発注もいらない。
準備や説明、精算もない。
労務の面から言えば、いいことだらけです。
一方、院内処方は、これらを全部、自前でやります。
どうしてもご希望のお薬を準備できないときは薬局に行ってもらいますが・・・。
これはなかなか手間がかかります。
そのため、全国的にみても、院内処方を続けているクリニックは、減少の一途をたどっています。
そんな中で、当院は開業以来22年、院内処方を続けています。
理由はいくつかありますが、やはり
「その場ですべて終わるほうが、患者さんが楽だろう」
というのが大きいと思います。
体調が悪いときに、さらに薬局まで移動するのは大変ですから。
もちろん院外処方にもメリットがあります。
薬剤師さんによる丁寧な服薬指導は安心です。
ただ、あまり知られていませんが、院外処方のほうが数百円ほど費用は高くなります。
これも仕組み上、仕方のないことです。
とはいえ、やはり院内処方は手間がかかります。
そしてそれを支えてくれているのは、スタッフです。
発注、在庫管理、薬の準備、説明、精算。
日々の細かい作業をきちんと回してくれている。
これはもう、感謝しかありません。
6年経っても変わらないもの。
当院がなんとか守り続けているもののひとつです。
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