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    6年経ってどうなった④ 第2診察室

    こんにちは。ドクターカズです。

    今回は新しく作った「第2診察室」の話です。

     

    もう遠い昔のことにも感じますが、コロナが流行し始めた頃、発熱した患者さんは、院内に入っていただくことができませんでした。

    一般の患者さんと動線を分けなければならなかったからです。

     

    当院には余剰な部屋はなく、やむを得ず、駐車場で対応していました。

    雨の日も、雪の日も、カンカン照りの日も、外へ出て、車の窓越しに検査をしました。
    徒歩やバスで来院された方には、ひさしの下で待っていただきました。

    ただでさえ発熱で具合が悪いのに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

     

    今、思い返しても、なかなか大変な時期でした。

     

    発熱して感染症の可能性がある方を、一般の待合室でお待たせするわけにはいきませんが、この状態をなんとか改善できないものかと考えました。

     

    そこで白羽の矢が立ったのが、リハビリスペースでした。

    「ここを使うしかない」と
    思い、リハビリ機器を撤去し、パーティションで囲い、第2診察室(以下2診)を作りました。
    3年前のことです。

    8畳ほどのスペースに、患者さん用の椅子が4脚とベッドがひとつ。
    それぞれカーテンで仕切られ、診察机と電子カルテも設置。
    空気清浄機も常時フル稼働です。


    出来上がってみると――
    これがなかなか快適です。

    正直に言うと、普段使っている第1診察室(以下1診)より広くて、居心地がいい。

    少しだけ、複雑な気持ちです。

     

    発熱した患者さんは、一般の待合室を通らず、そのまま2診へ。
    そこで問診・検査・診察を行い、お薬の説明や精算まで済ませて、そのまま玄関から院外へ。

    一般の患者さんと接触しない動線です。


    発熱の方に余計な気を使わせず、一般の患者さんにも安心していただける。

    なかなかいい仕組みができました。

    診療中の私は1診と2診を行ったり来たりします。
    2診でコロナの検査をして、結果が出るまでに1診で別の患者さんを診る。
    検査の結果が出たら、再び2診へ・・・。

    2診は院内の一番奥にあるため、気がつくと院内をけっこう歩くようになりました。


    私 「最近よく歩いてない?」

    スタッフ 「歩いていますね」

     

    やはりそうか。

    患者さんのために2診を作ったはずなのに、自分だけ運動量が増えています。

    本来なら、1診でどっしり構えて、ほとんど動かなかった私ですが、2診のおかげで、院内の移動距離が大幅にアップしたようです。

    そう考えると、この第2診察室、感染対策だけでなく――

    私の健康対策にもなっているのかもしれません。

     

    思いもしなかった副産物をもたらしてくれた第2診察室に感謝です。