こんにちは。ドクターカズです。
9月に入り、金沢市のすこやか検診も佳境を迎えています。
かくいう私も、先日、人間ドックへ行ってきました。
金沢市内の医療機関で、検尿・検便・血液検査はもちろん、肺のCTスキャンに胃カメラまでのフルコース。
昔から「医者の不養生」とも言われますが、開業医は身体が資本ですから、私は毎年の検診はしっかりと受けています。
私が人間ドックへ行く目的は、病気の早期発見だけではありません。
大病院の検診には、色々と参考にできることがあるからです。
例えば、スタッフの接遇の仕方や待合室の環境から、検査中の患者の流れや検査着・スリッパの材質まで、当院で採用できるものはないかと、鵜の目鷹の目で見てきます。
しかし、最近の大病院の人間ドックは、洗練されて無駄がなく、スタッフの対応などはまるでホテルのコンシェルジェのようでした。
もうひとつ、私がドックへ行く大きな目的は、たまには患者さんの立場になって検査を経験したいからです。
通常の検診で、皆さんが一番気になるのが、胃カメラ検査ですよね。
カメラが喉を通過するときのあの苦痛は、経験した方にしか分かりません。
私はいつも患者さんに胃カメラを勧める立場にありますが、時には自分もあの辛さを経験して、検査を受ける患者さんの気持ちを忘れないようにしています。
今回は、上手なベテランの先生にやっていただき、喉の反射が強めの私でも、スムーズに受けることができました。
私はいつもスタッフに言います。
「胃カメラ検査の苦痛は受けてみないと分からない。
1秒でも早く終わってほしいと思うくらいだ。
患者さんの気持ちを理解するためにも、必ず一度は受けておくべきだ。」…と。
我ながら説得力のある言葉。
しかし、最近調子に乗った私の一言はまずかった。
「これからも、新しい機種が入ったら、率先して検査を受けて、患者さんの気持ちを感じてほしい。」
それを聞いたスタッフは「先生、それって私たちを練習台にしていません?」
宣伝になりますが、当院ではずいぶん前から、鼻からの胃カメラを実施しています。
口からの胃カメラに比べて、太さは半分以下ですし、何よりもカメラをのみこむ時の「オエッ」がありません。
胃カメラ検査は、すこやか健診でも受けられます。
検診期間は10月いっぱいですので、ご希望の方は早めにご予約くださいね。
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