こんにちは。ドクターカズです。
健康寿命を伸ばすために、何ができるでしょうか。
私は、ご高齢の患者さんに過度の摂生は勧めることはありません。
人生の荒波を乗り越えて、齢を重ねてこられた大先輩。
そこそこお元気であったなら、私が最も強調して指導するのは、「今の筋肉を落とさない」ことです。
大切なのは、栄養のあるものをしっかり食べて、できるだけ身体を動かし、筋肉量を維持すること。
高齢であっても、運動を続けることは、認知症の予防にもつながります。
スポーツジムで一汗かいた後に、ボリューム満点のステーキなどはいかがでしょうか。
人は年を取ると新陳代謝が減少し、自然と食べる量が減ってきます。
身体も動かさなくなりますから、全身の筋肉量も減少。
すると、ますます運動量が減って、筋肉量も落ちていく悪循環に陥ります。
筋肉量が減ると、まず歩行に支障を感じるでしょう。
転倒もしやすくなりますから、おのずと家に閉じこもりぎみになります。
最終的には、全身の活力が低下して、やがては寝たきりに…。
80歳を超えた患者さんから、「先生、食べる量を減らして、体重を落とそうと思います」と言われることがあります。
う~~ん、スタイルを良くして、異性にモテたいということが目的ならば、わからないこともありませんが、健康のためならば、それはやめたほうががいいでしょう。
下手に食事制限をしても、体脂肪はなかなか落ちませんが、筋肉は簡単に落ちていきます。
膝や腰の痛みで十分な運動をすることができない場合でも、しっかり食べてくださいね。
体脂肪が少々増えても、筋肉量を落とさないことのほうが大切です。
70歳代の患者さんには、無理をする必要はありませんが、減塩・低脂肪の腹八分目の食事法をお勧めします。
お好きなモノも少しは我慢してもらうかもしれません。
もし患者さんが90歳を超えてお元気でしたら、私はもう何も言いません。
お好きなモノをお腹いっぱい食べてください。
お酒もタバコも止めません。
ただし、患者さんが70歳未満であったなら容赦はしませんよ。
それはそれは厳しく生活指導をいたします!
健康寿命を伸ばすためなら、ドクターカズは鬼と呼ばれてもかまいません!
ブログ村に登録しました。
↓バナーをクリックして応援してくださいね
コメントをお書きください