こんにちは。ドクターカズです。
高齢の患者さんがよく言われます。
「長生きはしたいけど、寝たきりと認知症にはなりたくない。」
介護保険制度が整備されてきた昨今、寝たきりや認知症になっても、役所がある程度は面倒を見てくれます。
しかしながら、人の世話にならずに、最後まで自分の力で日常生活を送りたいと思うのは、誰にとってもごくごく自然のことです。
また「ある日、突然コロッと死ねたらどんなにいいか。」と仰る患者さんも。
いわゆる「ピンピンコロリ」のことだと思いますが、私はこんな風に答えます。
「人間というものは、そう簡単には死にません。
それよりも寝たきりにならないよう、少しでも元気でいることを考えましょう。」
救急体制や医学の進歩した現代では、簡単に死ぬことの方が難しいかもしれません。
しかしながら、せっかく命は助かっても、寝たきりの生活になってしまっては困りますよね。
「健康寿命」という言葉があります。
介護を受けたり寝たきりにならないで、日常生活を送れる期間のことを言いますが、直近の厚生労働省の報告では、男性は72歳、女性は75歳だそうです。
この健康寿命を、世界に冠たる我が国の平均寿命(男性81歳、女性87歳)に、少しでも近づけることが肝要なんですね。
最期のその日まで、普通に日常生活を送れたらどんなにいいでしょう。
健康寿命を伸ばすために、できることはあります。
毎年検診を受けて、癌の早期発見治療に努め、高血圧・糖尿病といった生活習慣病にならないように注意することも大切です。
ですが、私にはもっと大事だと思うことがあります。
ご高齢の方が、寝たきりや認知症にならず、少しでも健康寿命を伸ばすための方法について、次回、私見を述べさせていただきます。
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