こんにちは。ドクターカズです。
犬は人間の4倍の速さで年をとると言われます。
あどけなかった仔犬があっという間に大きくなって、気が付いたら老犬になっていた…なんてことも。
かくいう私も、ロッキーと暮らすことで、犬の一生をつぶさに見ることができました。
仔犬の頃も可愛かったですが、老犬になってからの静かで優しい眼差しも忘れることはできません。
猛暑の時も台風の時も大雪の時も、1日2回、欠かさず散歩に行きました。
時として、とても面倒だった散歩も、犬にとっては1回1回の重みが、私たち人間より遥かに大きいのでしょうね。
たった数時間、家を留守にすることも、犬たちは今生の別れのように長く感じているかもしれません。
今から考えると、ロッキーとの散歩も、やっつけ仕事ではなく、1回1回を大切にしてやればよかったと後悔しています。
ふれあう時間をもっともっととってやれば良かったなぁ…と。
「猫鳴り」という言葉をご存知ですか?
猫が首などを撫でられて気持ちいがいい時に、ゴロゴロ喉を鳴らすことを言いますが、作家の沼田まほかるが著した同名の小説があります。
人の生活に猫が関わってくる、時間軸の異なる3部構成の作品ですが、その後半で主人公が徐々に衰弱していく老猫を介護して、最後には看取る場面の描写が秀逸です。
この小説を読みながら、晩年のロッキーの様子を重ね合わせてしまいました。
最後には心が温かくなる作品ですので、猫派の方に限らずお勧めします。
今回は少々しんみりとした話になってしまいました。
生き物を飼うということは、その命に責任を持つことにほかなりません。
手をかけることが多ければ多いほど、関わる時間が長ければ長いほど、注ぐ愛情が深ければ深いほど、こちらが受けとるものも大きくなりますね。
精神的に行き詰った時や人生ピンチの時、ペットは実にいい仕事をしてくれます。
皆さんも、ペットとの短い時間を大切にしてくださいね。
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