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    いかに愛するペットでも

    こんにちは。ドクターカズです。

     

    当院には、飼い犬(稀に飼い猫)に噛まれた患者さんが時々来られます。

    愛情を注いで育てた犬は、めったに主人を噛みませんが、興奮しすぎたはずみで、噛んでしまうこともあるようです。

     

    ただ、同じ飼い犬に、何度も噛まれて来院される方もおられます。

    いわゆる噛み癖がついてしまったのかもしれませんね。

    かわいいペットとはいえ、相手は動物ですから、注意を怠ってはいけません。

     

    狂犬病を心配される方がおられますが、予防接種をしてある室内犬であれば、まずその心配はありません。

    ちなみに、過去60年以上日本では狂犬病の報告はありません。

     

    しかしながら、噛まれた傷が化膿することはよくあります。

    飼い犬(猫)でも口の中はばい菌だらけですから、噛まれた傷が深ければ、なるべく早く医療機関を受診してください。

     

    室内で犬や猫を飼っていて困ることのひとつに、抜け毛の問題があります。

    季節の変わり目など、抜ける抜ける!

    1日に何度も掃除をしても、追いつきません。

     

    抜けた毛はアレルギーの原因にもなりますし、ほうっておくと毛玉になってダニやばい菌の温床になります。

     

    ちなみにトイプードルは、抜け毛が少なく、飼いやすいと聞いています。

    毛のない犬種(いわゆるヘアレスドッグ)もいるそうですが、あのモフモフ感がないなんて、いくら掃除が楽になっても、私はちょっと遠慮したいかな…。

     

    犬が飼い主を舐めるのは愛情表現です。

    舐められてキュンとなるのはわかりますが、行き過ぎは禁物です。

    室内犬ではめったにありませんが、人獣共通感染症といって、犬や猫から人へ感染する病気もありますからね。

     

    唾液に触れると、湿疹などのアレルギーが出る人もいます。

     

    あまり脅かすつもりはありませんが、そんなこともあるということを心に留めて、ペットとの生活をエンジョイしてください。

    でも、キスや食べ物の口移しは、NGですよ。  

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