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    ペットと暮らす

    こんにちは。ドクターカズです。

     

    今回はペットのお話です。

     

    患者さんから、飼っている犬や猫の話をよくお聞きます。

    皆さん、その時ばかりは目が輝いて、ペット自慢が止まりません。

    散歩やトイレの始末など手のかかることもありますが、

    それにも勝る癒し効果があるのでしょう。

     

    私は時々往診に行きますが、

    往診先のお宅にネコちゃんが居ようものなら、もうワクワクです。

    診療が終わるや否や、モフモフした体をナデナデ…。

    訪問を重ねるうちに、向こうも私のことを覚えてくれるらしく、

    すり寄ってきたりします。

    そんなことをされると、私も嬉しくて、時間の許す限り相手をします。

     

    最近ではご高齢の方々も、ペットを飼う方が増えています。

    特に一人暮らしの高齢者にとって、

    ペットは一緒に散歩をしたり話を聞いてくれたりする、

    かけがえのないパートナーになっているようです。

     

    当院に通院されている80代半ばのご婦人の話です。

    数年前にご主人を亡くされて、一人暮らしをされていましたが、

    最近仔犬を飼い始めました。

    寄る年波には勝てず、徐々に気弱になっておられたその方が、

    先日おっしゃいました。

     

    「私が先に逝ってしまっては、残されたこの仔が不憫で可愛そうだ。

    先生!私はまだまだ元気でいたい。」

     

    何というワンちゃん効果でしょうか。

    犬の平均寿命はおよそ15年として、

    そのご婦人には100歳ほどまで元気でいてもらわなければ!

     

    「病は気から」と言いますが、

    私の処方するお薬よりも、ワンちゃん効果の方が、

    はるかに健康寿命に貢献しているのかもしれません。

     

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