こんにちは。ドクターカズです。
「医者の不養生」ということわざがあります。
人には養生を勧める医者が、自分の健康管理には無頓着であることの例えです。昔ほどではないにしても、私の知る限り今でもその風潮は残っているように感じます。
先日、元同僚のお通夜に行きました。
その先生は昔からすこぶる健康で、亡くなる前日まで普通に手術をされていたそうです。
彼の訃報は私にとって、まさしく寝耳に水、ショッキングなニュースでした。自分の体調を二の次にして、患者さんの診療にあたっていたようです。
まず健康あっての仕事である…と、元同僚が身をもって教えてくれました。
私は患者さんに摂生を指導している手前、自ら率先して健康管理に努めています。ですが、若い頃から、気を付けていたわけではありません。
毎日毎日病院に泊まり込んで時間を忘れて働き、自分の健康管理にまで頭が回りませんでした。身体を壊すことなく、好きな仕事に没頭できたのは、ただラッキーだったとしか言いようがありません。
最近の私のモットーは、「医師は患者さんに気を遣わせてはいけない」ということです。
患者さんを診る立場の医師が、みるからに顔色が悪く、ひどい咳をして苦しそうであったなら、患者さんはどのように感じるでしょうか?
具合が悪くて来院されているのに、医師の体調が気になって、早く切り上げなければ…と気を遣い、遠慮して相談したいことも飲み込んでしまいます。まさしく本末転倒です。
私は健全な身体と安定した精神状態で、患者さんの辛い気持ちをドーンと受け止められる医師でありたいと思っています。
具体的に心がけているのは、週3回のジム通いと健康的な食生活。患者さんの不安や苦痛に、いつでも正面から向き合えるよう、心身ともにベストな状態で、診察室におります。
ですから、なんでも遠慮なくご相談くださいね。多少の無理もできる限りお聞きしますから…。(多少ですよ、多少!)
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