こんにちは。ドクターカズです。
5月から金沢市のすこやか検診が始まりました。当院でも、予約を受け付けていますのでお気軽にご相談ください。
ところで皆さん、健診と検診の違いをご存知ですか?
どっちも同じじゃないかって?いいえ、この両者には明確な意味の違いがあり、しっかり使い分けられています。
健診というのは、健康診断または健康診査を略したもので、健康かどうか・病気の危険因子があるか否かを調べます。
学校健診や職場健診などが代表例ですね。金沢市のすこやか検診で実施される特定健診もこれに相当します。
それに対して検診は、ある特定の病気にかかっているかどうかを調べます。各種のがん検診がその代表で、金沢市では骨粗しょう症検診や緑内障検診、聴力検診なども実施しています。
現在金沢市のすこやか検診で実施されるがん検診は、肺がん・胃がん・大腸がん・子宮頚がん・乳がん・前立腺がんの6つです。
どれも日本人が多くかかる癌で、死亡の重大な原因になっています。これらの癌を早期に発見して、死亡率を減らすことが、がん検診の目的です。
がん検診は多くの健康な人を対象としますから、その検査方法は比較的簡単で精度もある程度高く、偶発症の危険性がなるべく低いものでなければなりません。
例えば、大腸がんは便潜血反応という、とても簡便で危険を伴わない方法で検査できますから、がん検診に最も適していると言えます。
「捨てるウ〇チで、拾う命」
大腸がん検診でよく使われるキャッチフレーズですが、まさしく的を射ていますね。
また、肝炎ウイルス検査は、肝臓がんを発症する恐れがあるB型・C型肝炎ウイルスの感染を調べるものですから、ほぼ肝臓がん検診に等しいものと言えます。現在C型肝炎は、薬剤でほぼ治るようになりました。
すこやか検診は10月までです。9月と10月はとても混みあいますから、受診券が送られてきた方は、是非とも早めの受診をお勧めします。
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