こんにちは。ドクターカズです。
あなたは右利き?それとも左利きですか?
ほとんどの方は右利きだと思います。
統計的に左利きの人は約1割と言われていますから、この世の中は圧倒的に右利きが多数派です。
したがって洋の東西を問わず、実生活において、すべのものは右利き用に作られています。
例えば、パソコンのマウスやカメラのシャッターなどの機械類、あるいはギターやバイオリンなどの楽器類、はたまたハサミや缶切りなどの工具類等々、数え上げればきりがありません。
このように左利きの人は様々な場面で、不便を強いられています。
ところが、スポーツの世界に目を向けると、状況は一変します。
陸上競技や水泳など、記録を競うスポーツではあまり関係ありませんが、相手と対峙する対戦型の競技では、左利きが有利だと言われています。
例えばプロ野球を例にとってみると、イチロー選手や松井選手に代表されるように、左打ちの強打者が多いのは明らかです。
テニスや卓球などのラケット競技、あるいはボクシングやフェンシングなどでも、左利きが有利だと聞きます。
対戦型スポーツで左利きが有利である理由は、その希少性にあります。
多数派である右利き選手は、少数派である左利き選手に慣れていないため、左利き選手の動きの予想が困難です。
それに対して左利き選手は、普段から右利き選手を相手にすることが多いので、右利き選手の動きに慣れています。
普段から右利きの世界に順応してきた左利きと、左利きの世界を全く知らない右利きがガチンコ勝負をすると、左利きが強いのは当然ですね。
左利き選手のボールの球筋や回転方向は真逆になりますから、バレーボールやサッカーなどの集団競技では、ゲーム戦術を組み立てるうえで、レフティーは貴重な存在です。
実は外科手術も、術者は右利きであることが前提です。
スタッフや機材の配置から手術器具に至るまで、すべて右利き用で準備されます。
それじゃあ左利きの人は、外科医になれないと思うでしょう?
しかししかし、いるんですね、左利きの外科医が!
彼らの凄いところは、普段は左利きの生活をしているのに、なんと手術は右利きでやってしまうことです。
その上、私の知る限り、左利きの外科医は、間違いなく名医が多いのです。
よく左利きは右脳が発達しているため、芸術性に富んでいて、空間認識能力が高いと言われます。
しかし、こと手術に関しては、左利きのハンディを克服するために、強固な意志に裏打ちされた並々ならぬ努力が必要であったことは間違いないでしょう。
その昔、私の上司に三度の飯より手術が好きな、左利きの外科医がいましたが、その先生はまさしく手術の達人でした。
これは私の持論ですが、将来、手術を受けなければならない時、担当の外科医が左利きならしめたものです。
かなりの確率で、その先生は手術上手ですから。
ところで、そういうお前はどっち利きなんだって?
エッヘン!ドクターカズは、筋金入りの右利きですよー。
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かさら (火曜日, 18 1月 2022 15:09)
医者の癖に右脳左脳論信じてるとか
大丈夫?