こんにちは。ドクターカズです。
一雨ごとに気温が下がり、だんだん肌寒くなってきました。
これからの季節、北陸では「弁当忘れても、傘忘れるな」と言われるように、変わりやすく、ぐずついた天気が多くなります。
今日は、きたばやし医院のシンボル、大きな「庇(ひさし)」についてのお話です。
当院の駐車場の入口には、玄関から歩道に沿って、幅5m・長さ15m・高さ4mの巨大な青い庇が突き出しています。
庇の下で、キャッチボールができるほどの広さです。
この庇は、私が開業する時、設計士さんに特別にお願いして図面を画いていただきました。
日本一雨の日が多い金沢ですから、来院される患者さんが、少しでも雨に濡れずに入れるようしたかったからです。
設計当初は、「公共の博物館じゃあるまいし、そんなところに予算をかけなくても…」と多くの方から言われました。
確かに経済効率を考えれば、無駄な物に見えますが、私は決して譲りませんでした。
高熱があったり、お腹が痛かったり、ただでさえ具合が悪くて来院されるのに、さらに雨に濡れるなんて…、すごくイヤだったのです。
実際に完成した庇は、予想以上に大きくて、初めは面くらいましたが、今はこれを造って本当に良かったと思っています。
雨の日に庇の下で車から降りれば、医院の玄関まで傘は要りません。
足腰の弱いお年寄りや、小さなお子さんを連れたお母さんたち、はたまた車椅子の必要な方でも、余裕を持って濡れずに待合室に入れます。
言うなれば、この庇は雨の日に当院が差し出す、大きな傘のような存在です。
もうひとつ、この庇を造ってよかった点は、これが地域の人たちのお役に立っていることでしょうか。
急な夕立の時など、自転車の高校生や犬の散歩中の方たちが、庇の下で雨が止むのを待っている姿をよく見かけます。
歩道との境界には、鎖やロープなどありませんから、どなたでもご自由に雨宿りをしていただいて結構です。
医院の使命は、地域貢献にあると思っていますから、皆さんに喜んでいただけるのであれば、こんな巨大な庇を造った甲斐があったというものです。
これからの季節、当地金沢では雨や雪の日が多くなります。
うっかり傘を忘れても、当院の庇がありますから、弁当だけは忘れないようにしてくださいね。
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渡辺典子 (月曜日, 03 12月 2018)
ここまで患者のことを思って、クリニックを建てられるドクターは少ないように思います。
待合室にも、そのドクターの心遣いが見えるものです。私は、金沢在住でないので、そちらのクリニックにはお世話になっていませんが、機会があったときは是非伺いたいドクターだと思います。
ドクターカズ (金曜日, 07 12月 2018 13:58)
渡辺典子さま、コメントをありがとうございます。
8月から書き始めたブログですが、初めてコメントをいただき、天にも昇る気持ちです。(^^♪
お近くにいらした時は、ぜひ青い庇を見に来てくださいね。